「ただの立ちくらみ」が突然死のサイン? 年間数万人が見逃す“一瞬の意識消失”に潜む恐ろしい病名
①失神って心停止なの?
失神の中で心停止が原因の方は約20~30%とご想像より多いかと思います。 100人失神の患者様がいらっしゃったらそのうちの20~30名の方が心臓が原因の失神(心原性失神)となっています。 放置をしていたら死へと繋がる可能性がある重大な症状であるにも関わらず、 意外に軽視している方も少なくないかと思います。 なぜ軽視している人がいるのかというとその理由の一つとして、 例えば学生の頃に、朝礼中で倒れた学生がその後も普通に授業に参加されるなどを経験されたことがある方は、 「失神ってそんなに怖くないんだ!」と無意識的に脳にインプットされているからなのではないでしょうか? 失神には複数種類があり、死に至らない軽度なものもあれば 放置してしまうと死に至る重度なものなどさまざまあります。 それでは次の項目ではその失神の種類について、いくつかお伝えしますね!
②心臓が原因の失神(心原性失神)の見分け方
一言で説明すると 「前触れ」があるかどうか です。 おそらく朝礼中に倒れた学生は「先生、気分が悪いです…」「ちょっとトイレ行きたいです…」「保健室に行きたいです…」 など前触れがあるケースがほとんどだと思います。 ところが、心臓が原因の失神の方は、急にフワーッと倒れる方が多いため、 「前触れ」が見分けるポイントのひとつになります。
③心原性失神の治療は?
ずばり!「ペースメーカー」を植え込むこと! ペースメーカーを植え込むことで、万が一心臓が止まった時に、 心臓に電気刺激を送って心臓をサポートをすることができるのです! このペースメーカー、実はかなり高額ではあるのですが 一定の条件を満たす場合は全額お国が負担をしてくれるのです! ※条件要確認 ※2026年4月10日時点 その条件の一つとして、心臓が止まった時の心電図の波形を提出する必要があります。 ところが心臓が止まっている波形なんてどのように計測するの? そもそも、心臓がどのくらいの時間止まっても死に至らないの?など ここでいくつかの疑問がわいてくるかと思うので、続きは次の章でご説明いたします!!
④失神中に心臓が止まっている時間
まず、皆さま 1分間に心臓は何回動くと思いますか? 正解は… 約60~80回です! 要は1秒間に1回は動いているという計算になります! そして大体3~4秒くらい心臓が止まるとフラーッとしてきて、 これが6~8秒以上止まるとバタンッといきなり意識を失って倒れるのです。 この状態だと、急に倒れるので手をつくこともできないことから 大けがに繋がる可能性も十分にありえます。
⑤心臓の動きを計測する方法
では、本題の心臓の波形を計測する方法についてですが、 ・ホルター心電図(24時間・3日・5日・7日の身体につけっぱなしで計測する心電図) ・マイクロチップ植え込み(24時間365日どこにいてもすべて記録されている) →いつもと異なっている心臓の動きをしている時はすべてのり先生のスマートフォンにアラームが鳴るようになっているんです! アラームが鳴るとその心電図の波形がのり先生のスマートフォンに飛ぶので、 「〇〇さん、昨日の夜中寝ていらっしゃったと思うんですけど、この時間に実は心臓が8秒間止まっていましたよ」 「これはペースメーカーの適用なのでペースメーカー植え込みの対応ができる病院をご紹介しますね」 ということができるんです! こうすることで突然死を猛烈に予防することができます!!
⑥1日に病院外で心停止している人の数
ちなみに、日本全国で1日に何人の方が病院外で心停止をしていると思いますか? 正解は…350人でした! つまり、1時間に換算すると、約13~15人の方が心停止しているという状況になるわけですね。 この数字は決して日本が特別多いというわけではなく、例えばアメリカでは 年間36万人、1日で1,000人が心停止しており、非常に心停止している方の数が多いということになります。 次回以降の特集にて反射性失神という別の種類の失神について詳しく解説いたしますので ぜひそちらもご覧ください^^✨ 失神に関する診断について、当院は非常に得意としておりますので もし何かご不安なことがあったり、のり院長に聞いてみたいことがあったら いつでもお気軽にお問合せくださいませ✨