睡眠時無呼吸・いびき·不眠

立ちくらみ・意識消失・けいれんなど、原因不明の失神症状を専門的に診療します。

睡眠時無呼吸・いびき·不眠イメージ
睡眠時無呼吸・いびき·不眠イメージ

保険診療(循環器内科・内科)は2026年1月5日から開始となります。

※ ご受診されても1月4日までは自由診療のみで、保険診療はできませんこと、ご理解ください。

睡眠時無呼吸・いびき・不眠について

睡眠時無呼吸・いびき・不眠について

当院では、「眠っているのに疲れが取れない」「家族にいびき無呼吸を指摘された」「寝つきが悪い・途中で目が覚める」「日中に眠気を感じる」 といった睡眠に関する症状を診療しています。
 
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間に呼吸が止まることで酸素不足となり、交感神経が緊張し、カテコラミンと呼ばれる物質が分泌され続けることで、高血圧・糖尿病・心筋梗塞・心不全・脳卒中・夜間突然死・認知障害などのリスクを高めることが知られています。いびきも無呼吸のサインである場合があり、注意が必要です。
 
また、不眠症は精神的ストレスや生活習慣、身体疾患など多くの要因が絡み合って起こり、放置すると生活の質が低下するだけでなく、生活習慣病の悪化にもつながります。
 
当院では、睡眠検査や問診をもとに原因を特定し、生活習慣指導や薬物療法、必要に応じて専門的な治療(CPAP療法など)をご提案します。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査とは

当院では問診を行い、睡眠時のいびきや日中の眠気の有無などを確認し、睡眠時無呼吸症候群を疑われた場合、簡易検査を行うことをご相談します。
 
簡易検査では、「アプノモニター」という小型の医療機器を自宅に持ち帰って、睡眠中の呼吸状態や血液中の酸素飽和度などを計測します。
 
AHI(無呼吸低呼吸指数)とは、睡眠1時間あたりの無呼吸および低呼吸の合計回数を指します。ちなみに低呼吸とは、動脈血酸素飽和度が約3%以上低下しているか、覚醒を伴う症状のことを言い、簡易検査で測定することができます。
 
AHIが5以上(呼吸が止まったり、浅くなったりする回数が1時間に5回以上もしくは7時間の睡眠中に30回以上)だと睡眠時無呼吸症候群と診断し、
5~15を軽症15~30を中等症、30以上を重症とします。
 
軽症の患者さんは、肥満の解消や生活習慣を整えることで症状が改善することもありますが、中等症や重症の患者さんは、より積極的な治療が必要となります。
 
AHIが40以上で眠気などSASの症状が明らかな場合、CPAP(持続陽圧呼吸療法)の対象となり、当院でも実施することができます。
 
★中等症以上の睡眠時無呼吸症候群を8年間放置すると、死亡率が約37%になるという論文も発表されています。
【参考文献】『Mortality and Apnea Index in Obstructive Sleep Apnea: Experience in 385 Male Patients』Chest 94 9-14, 1988.

当院の診療方針

当院では、安全で無理のない方法で睡眠の質を改善することを重視しています。
 

  • 問診・生活習慣の確認、必要に応じた睡眠検査
  • AHIが40以上で眠気などSASの症状が明らかな場合、CPAP療法などの専門治療
  • 不眠に対する生活習慣改善(睡眠衛生指導)と必要に応じた薬物療法
  • いびき改善のための体位指導・減量指導・鼻や咽頭の評価
  • 生活習慣病(高血圧・糖尿病など)との関連を考慮した総合管理

 
患者さま一人ひとりの症状や生活背景を踏まえ、生活の質を改善できる診療計画をご提案します。

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